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神の永遠の愛〜イザヤ書49章13~16節


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ある詩人がいました。

彼は生まれてこのかた、まだ本当に心から感動するほど美しいと思うものに

出会ったことがありませんでした。

なんとかして、そういうものに出会いたいと願いながら、

その日も散歩をしていると、ある小道にさしかかりました。

そしてそこで騒がしく鳴き立てている小鳥の声を耳にしました。

よく見ると、風で巣が飛ばされて下に落ち、その中に二・三羽のヒナがいるのです。


そして今、どこからか忍び寄った犬がその中を覗いて唸っていたのです。

身の危険を感じたヒナは、ピイピイ・・・と、

まだ羽の生えそろっていない小さな翼をばたつかせて鳴いていました。


その時です。

木の上から茶褐色の小さな鳥がサーっと舞い降りてくると、

まるで矢のような勢いで犬にぶつかって行きました。

犬はびっくりして後ずさりしました。

最初はバカにしていた犬でしたが、鳥は翼をばたつかせながら

なおも必死で二度三度と犬を攻撃しました。

とうとう犬は逃げて行ってしまいました。

犬を攻撃したのは、このヒナたちの親鳥でした。

小さなその鳥にとって、大きな犬に立ち向かうことは

どんなに恐ろしいことで、勇気を要したことか、想像に余りあるものです。

三度めに犬に立ち向かった時がもう限界でした。

犬が逃げ去ってからよく見ると、可哀想に茶褐色をした小鳥は

翼を広げたまま地面に落ちて死んでいったのです。

詩人はじっといつまでもこの光景を見ていましたが

帽子を脱ぐとその場にひざまずいて叫びました。

「今までこんなに崇高で美しいものを私は見たことがない。

これこそ神様の愛の表れだ・・!」


こんな小さな小鳥にすら、神様は子を愛する親心を与えられたのです。

まして神のかたちに造られた人間にそれが与えられていないはずはありません。

一人一人がこの真実の愛を持たせていただいて、

子供たちを、全ての人々を愛し受け入れていった時、

家庭の平和が、社会にもっともっと温かさと豊かさが蘇るのではないでしょうか。


女が乳飲み子を忘れようか。

自分の胎の子をあわれまないだろうか。

たとい女たちが忘れても

このわたしはあなたを忘れない。

見よ、わたしは手の平にあなたを刻んだ。

<イザヤ49:15~16>


私たちが信じている神様は、私たちの名前を手の平に刻んで、

片時も私たちを忘れず守っていてくださる神様なのです。


<2018.3月18日 主日礼拝メッセージより>


by NewHopeChurch | 2018-03-20 22:02 | 礼拝メッセージ

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